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『姉葉建築士、ヒューザー、イーホームズ、木村建設、総研、毎日のように新聞に載っているけど、一番悪いのは一体誰なんだろうね?』
『そんなマンションを買わされた人は本当にかわいそうだよね。何千万円もするんでしょう?自分がその立場だったらと思うと・・・』
『でも寝具業界だって、似たような話がないワケではないからなぁ。布団だって、マンションの柱と同じで中身が見えないから、お客様をだまそうと思えばいくらでもだませると思わないかい?』
『しかも布団だったら、お客様をだましたところで使っている人に生命の危険が及ぶワケではないから、だます人にも罪悪感があまり無いだろうね。』
『確かに布団の場合、仮に中身が違ったところで、思ったほど暖かくないとか、気持ち良くないという程度だからね・・・でも布団って実際そんなに不正が多いの?』
『ハッキリしたことは正直わからない・・・としか言いようがないなぁ。でもいろいろと悪い噂は聞くよね。』
『ここだけの話、○○○○(某メーカー)とか、△△△△(某ふとん店)とかの噂は良く聞くよね。もちろん自分の目で確かめたわけではないから迂闊なことはいえないけど・・・』
『打ち替えの注文を頂いた綿布団なんかでも、中にはとんでもないのがあるよ。』
『例えば、どんなの?』
『例えば、20年ほど前に婚礼で最高級の綿を入れて作ってもらったという布団の中身を見てみたら、明らかな古綿が入ってたことがある。』
『そういう場合はどうするの?』
『そこが難しいんだよぉ。お客様にしてみると思い入れもあるだろうし、良いものだと思い込んでいるから、本当のことを言うのが良いのか悪いのか、本当に悩むよね。』
『あと“アンパン”もよく見かけるよ。』
ヒラ『えっ?アンパンって?』
『アンパンを想像してみてごらん。外側が白いパンで、中に黒いあんこが入っているだろう?あんな感じで、外側は白くて良い綿なんだけど、中に真っ黒い古綿が入っている布団のことさ。』
ヒラ『えっ!それってヒドイ!!』
『身近なところだけでこれだけのことがあるんだから、この業界で不正が多いのは間違いないだろうね。』
『やっぱりウチが頑張らなきゃ!っていうことだね。』
『最後はいつもそういう結論になるね。』
『でもその通りだよ。商売人やっている以上、自分のところの売り上げを伸ばして、利益を追求するのは絶対に必要なことだけど、反対側にいるお客様に豊かな生活をご提供することは絶対に忘れてはならない大前提だよ。』
『それとマンションの場合でも、買い手側の自己責任うんぬんが取りざたされているけど、これからはお客様の側も、どのメーカー、どのお店が信用できるのかという見方が厳しくなってくるんじゃないかな。』
『とにかくお客様に信頼されて、選んでいただけるお店になれるようがんばっていこう!』
こうして夜は更けていきますが、熱い会話はまだまだ続きそうです。それではこの辺りで・・・
(せいぶ通信9号より 内容を一部改変して再録)
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